2024.10.24 出棺・火葬
皆さんは、火葬場という施設はすべて公営(税金でまかなわれている公のもの)だと思われていませんか?
東京都内での火葬場の数は全部で16件。そのうち半分の8件が公営火葬場です。
23区内にいたっては、9件中7件が民間の株式会社が経営する火葬場です。 そのため、価格や火葬のシステムは経営する会社によって若干の違いがあります。 単純に火葬をする事だけを考えると、公営火葬場を使用するほうが確かに安価ですが、民間火葬場は様々なサービス(例=無料おしぼり配布や待合室での給し係りなど)が徹底されています。
また火葬炉の設置数と一日に稼動できる炉の数が、公営火葬場の約5倍で、特に過度な人口密集地となっている23区内では、火葬炉の稼動数は大変重要です。そのために、施設に関わる人件費や設備の維持、管理費なども算出した上での火葬料金の設定となっているようです。 公営火葬場のように公費でまかなえる部分が無い分、火葬費の設定が高くなってしまうのも否めないのでしょう。
また民間火葬場では、火葬炉に料金差が設定されています。この事に関しては、賛否両論かと思います。 実は、火葬が一般的になってきたのは、戦後の復興の更に後のことです。それまでは土葬が一般的でした。全国にも民間火葬場は数多く存在し、私達生活者が火葬場というものは、公的なものだと思い込んでいる部分が多くあるようです。