私達がお世話させていただく葬儀は、仏式だけではありません。
葬儀社はあらゆる形式で執り行われる葬儀のお世話をします。
神式
神道は祭祀の宗教です。
神式のお葬式の流れは、仏式と同じように一般的に通夜式(通夜祭)を行い、翌日葬儀・告別式(移霊祭、出棺祭など)を行います。火葬が終了すると式場へ戻り十日祭(仏式の初七日のようなもの)を繰り上げて行います。祭壇には海の幸、川の幸などのほか、大地から取れた恵みをお供えします。
神葬祭では死者の霊魂を浄化させ、残された遺族の死穢を祓うために儀式を行います。神式神式続き遺族や会葬者は仏式のようなお焼香ではなく、「玉串奉典」といって祭壇に玉串を捧げます。
神道では「死」は穢れとされているので、『お清め』とは元来神道の考え方です。
玉串奉天終了後は 仏式と同じく、通夜の席では食事やお酒を用意して弔問客をもてなし、翌日も式が終了すると残された親族達で食事をして終了となります。
キリスト教式
キリスト教のお葬式は、一般的に出棺の前夜に近親者や教会などの共同体で集合し、祈りを捧げる通夜式を行います。
場所は教会で行う場合が多いですが、自宅で行う場合もあるでしょう。
翌日、葬儀ミサと告別式を行って出棺をします。
通夜、葬儀ミサとも祈りを捧げて賛美歌を歌い、献花を行います。
通夜式、葬儀ミサともに食事をする習慣はなく、祈りを捧げることが主体となりますので1時間から2時間ほどのお式で終了となります。